今日は朝から気持ち良く晴れていて、日差しは暖かいものの、風がヒンヤリとしていたので外へ出るととても寒く感じました🥶風は冷たくともお洗濯物はよく乾いてくれました👕
引越しをした際に、ガスの点検をしてもらってある事を思い出しました💡そういえば、ガスって無色無臭ってきいたことがあるなぁと🤔今日のブログではガスについて書いてみようと思います📝
ガスはもともと無色無臭
都市ガスの原料はメタンを主成分とした液化天然ガス(LNG)、プロパンガスの原料はプロパン・ブダンを主成分とした液化石油ガス(LPG)で、どちらも無臭です。
そのため、微量なガス漏れでもいち早く発見し事故を防ぐといった保安上の目的から、ガス事業法によってガスに付臭剤を混入し、におい付けを行うこと(付臭)が規定されています。
付臭剤は、危険を感知しやすいようにあえて人にとって不快なにおいが選ばれており、
玉ねぎが腐ったようなにおいと言われる「ターシャリーブチルメルカプタン」
にんにくのようなにおいと言われる「ジメチルサルファイド」
石油に似たにおいを持つと言われる「シクロヘキセン」
といった物質が成分として用いられています。
ガスの付臭方式
では、どうやって気体であるガスに、においを付けているのでしょうか。
ガスの付臭方法は主に3つの方式があり、施設の規模や用いる付臭剤の種類など、条件に合わせて適した方法で実施されています。
ポンプ注入方式
付臭剤を液体のままポンプを用いて直接ガス管に注入し、付臭剤を気化させて付臭成分を拡散させる方式です。ガスの流量に応じて付臭剤の注入量をポンプで変化させることができます。
蒸発方式
蒸発させた付臭剤をガスに混合する方式です。気体にしてガスに混合するため、ポンプを必要としません。ただし、複数の成分が混合された付臭剤の場合は、各成分で蒸発するタイミングが異なり均一に付臭することが難しいため、単一成分の付臭剤が適していると言われています。
液付臭方式
原料LPG(液化プロパンガス)に直接付臭剤を注入する方式です。液量調整等が不要で簡単な付臭方式です。
様々な量に対応できる「ポンプ注入方式」
3つの付臭方式の中でも、ガスの流量に応じて付臭剤の注入量を変化させることができるため、小規模から大規模設備まで幅広く対応でき、採用が増えているのが「ポンプ注入方式」です。LNG受入基地でも、ポンプ注入方式の付臭装置が利用されています。
LNGは海外から船で運ばれ、受入基地のLNG貯蔵タンクの中で保管された後、気化器でガスに戻されますが、この時、同時に付臭装置によりガスのにおい付けが行われています。
付臭装置に求められる漏れないポンプの技術
付臭装置は、ガスのにおいの原液を取り扱うことから、特ににおいの漏れを防ぐ事が求められます。付臭剤の原液は、家庭で使用するガスの数十倍以上のにおいとなることから、わずかな漏れであっても人に不快なにおいとして発見されやすく、実際はガスが漏れていないのにガス漏れをしている、という誤認識が起こることもあります。このようなことが起こらないよう、においの漏れを防ぐことはとても重要なんだそうです。
また、ポンプ注入方式では、ガスの流量に応じて一定の濃度になるように、付臭剤を正確に注入することも求められます。
こうしたことから、ポンプ注入方式の付臭装置には、付臭剤を定量で正確に注入できる往復動ポンプが使用されています。往復動ポンプはダイアフラム(隔膜)で密閉するため、液の漏洩がなく、高い圧力下でも高い吐出精度で液体を注入することができます。
さらに、往復動ポンプはポンプのモータ回転数や往復動のストローク長の制御を行うことにより、ガス量の変化に対応して注入量を変えることもできるため、ガスのにおいの濃度を一定に保つことができます。
危険を感知しやすいように不快なにおいをわざわざつけているんですね😳確かに無色なうえに無臭だとガスが漏れていても気付きませんもんね😵色々な工夫がされているのですね💡