小学生の時、通学時に公園を通る事があったんですが、冬になると霜柱ができていてサクサクザクザクと踏んだ時の感触が楽しいですよね🎵
中学生になると公園を通る事も公園に行くこともなくなったので「霜柱」という存在自体忘れていましたが、ここ最近、愛犬との朝の散歩で土に足を踏み入れた時にサクッと懐かしい感触を感じました👟🎵
愛犬も初めて感じる感触にテンションが上がったのかホリホリしてました😂
そういえば、霜柱ってどうやってできるか知らないなぁと思ったので調べてみる事にしました🔍
霜柱が出来るメカニズム
まず、気温が氷点下になると、適度に湿った土の表面が地表から凍ります。
そして、地中の水分が土の粒の間の細い隙間を通って地表まで移動し、地表で凍っている部分を押し上げながら凍っていきます。これが霜柱のできるしくみです。
なお、このように細い空間を重力に関係なく液体が移動していくことを「毛細管現象」といいます。
ちなみに、「霜」と「霜柱」は違います。霜は、空気中の水蒸気が凍った氷の結晶が地面や植物の葉などの表面にくっついたものです。それに対して、霜柱は、地面の水分が凍ったものです。
この霜柱ですが、できる条件は気温だけではありません。地方によってもできやすさが違います。意外なことに、寒い地方だからできるとは限らないのです。
雪が降る北陸より都心の方が出来やすい!?
実際に霜柱を見たことがあるかどうかをアプリ「ウェザーニュースタッチ」内で調査してみたところ、全国で上の図のような分布図になりました。
主に東日本の方が「霜柱を毎年見る、たまに見る」、西日本の方が「めったに見ない、見たことない・知らない」と回答する傾向にあるのですが、新潟や富山、福井といった北陸地方では「めったに見ない、見たことない・知らない」という回答のほうが多く、暖かいはずの熊本・宮崎・鹿児島で「霜柱を毎年見る、たまに見る」という回答が多かったのが意外でした。
「火山灰」が霜柱の立役者
なぜ、このような結果になったのでしょうか。それは、冬の天候と地質が大きくかかわっています。まず、北陸地方は豪雪地帯であるため、冬に晴れていることが少ないですし、そもそも雪が積もっているため霜柱ができにくいのです。
一方で、南九州で霜柱が見られるのは、おそらく地質に原因があるのではないかと思われます。このあたりは火山が多いため、火山灰が降り積もっています。細かい粒子の火山灰でできた土は、土の中に水分を含みやすく、毛細管現象も起こりやすいため、霜柱ができやすいのです。関東地方も比較的温暖ですが、霜柱がよくみられるのは、関東ローム層という火山灰の土のせいだといわれています。
そういえば、霜柱を踏んだあとの靴は、どろどろに汚れてしまうもの。この泥のような土が、霜柱の立役者というわけなのですね🤔