梅雨入り前にやれる雨漏り対策

建物である限り、雨水などの水分はトラブルの原因になることが多く、とくに雨の続く梅雨の時期には注意が必要です(>_<)

とくに厄介なのは『雨漏り』で、梅雨で大量の雨が降り続くことで発覚することもあります。逆に雨が止んで、溜まった水が原因で発覚することもあります。

『雨漏り』が一度発生すると被害が拡大しやすく、また建物の耐久性を損ねることもあるため、できれば事前に対策をしておく必要があります。

万が一起こってしまった場合でも、早急に適切な処置をとることが重要になってきます。

今回のブログでは、梅雨の時期に多く発生する『雨漏り』について、その原因や梅雨入り前にやれることなどをご紹介していきます。

 

 梅雨の時期に雨漏りが起こってしまう原因とは???

梅雨に季節に多い雨漏りの原因は、主に4つほど考えられます。
  1. 劣化による雨漏り
  2. 破損による雨漏り
  3. 排水口・樋のつまりによる雨漏り
  4. 水平面からの雨漏り

 

劣化による雨漏り

屋根や外壁などの仕上げ材の劣化が著しく進行している状態は、雨漏りの原因となります。⇒屋根や外壁の寿命は??

外装仕上げ材の多くは塗装仕上げとなっており、その塗膜が雨や紫外線から基材を守っています。屋根や外壁は雨水や紫外線から守る役割を担っていますが、表面が劣化すると水分を吸収したり、ひび割れたりしやすくなります。

また外部のシーリングも劣化し剥離すると、雨水が侵入することがあります。⇒シーリングとは???

劣化を放置すると徐々に症状が進行し、建物内部まで到達すると雨漏りとなってしまうので注意が必要です。劣化が原因で雨漏りが起こった場合、時間をかけ長距離を伝わって表面化することもあるため、原因を特定することは難しいケースもあります。

 

破損による雨漏り

屋根や外壁などの仕上げ材が物理的に破損することで、雨水が侵入し雨漏りに発展することがあります。破損は、とくに台風や強風があったときなど、ものが飛来し衝突があると起こりやすい現象です。破損で雨漏りが起こった場合は、破損個所などの原因は比較的特定しやすいと思います。ですが、屋上・バルコニーの防水層が塩ビシートの場合、破損個所に関して、目を凝らしても分からないような小さな穴でも雨漏りしてしまうケースもあります。

 

排水口・樋のつまりによる雨漏り

雨どいにゴミなどが詰まっていると雨漏りの原因となります。 雨どいには、降雨時にさまざまなものが流れてくるため、それらが堆積すると詰まってしまうことがあるのです。 そして、排水不良を起こしたり重みで歪んだりすると正常なルートで流れなくなります。 さらに外壁面を伝って流れるようになると、ひび割れやシーリングの切れなどから雨水が侵入して雨漏りを起こす場合があります。ベランダや屋上の排水ドレンにゴミやコケなどが堆積して雨水がうまく排水されなかった場合、水たまりになり金属製のドレンはサビてしまうなど劣化も進行します。 劣化が進むと部品の接合部分に隙間が生じて雨漏りに発展することがあります。 屋上などは非歩行の場合、なかなか見れる機会がない場所でもあるため、雨漏りが起こるまで気づかないということも少なくありません。ご自宅の周辺に土(畑・学校・公園etc)があると風で飛散して詰まっているというケースも多々見てきました。

 

水平面からの雨漏り

陸屋根(バルコニーも含む)の屋上防水の劣化により、雨漏りする可能性が高いです。屋上防水などは、ほぼ水平面であり、降雨を直に受けます。風を伴わない雨で、雨漏りする場合、ほとんど、水平面・雨を受ける場所が浸入口となります。 屋上では、劣化だけでなく施工不良等による防水層のき裂・はがれなども発生します。屋上・バルコニーに溜まった雨水を排出する排水口部分の防水層の劣化もあります。水を排出する場所なので、雨漏りの原因になることも多くなります。笠木も水平面と言えます。 バルコニーの笠木の天端は水平面なので、そこに手すりなどが一体化されている場合、雨漏りの浸入口になってしまいます。

 

梅雨の時期に発生することの多い雨漏りを防止するために、梅雨入り前にしておきたいことについてご紹介していきます。
上記に記載した内容で1,2,4に関しては、残念ながら専門でない限りどうすることもできないことなので、プロへの依頼をオススメします。
に関しては、個人でもやれることなので今から詳しく説明していきます。

 

 梅雨入り前にやっておきたい雨漏り対策は…掃除です。

屋上やベランダの掃除

屋上やベランダなど排水口にゴミなどが堆積しているようなら、掃除をしてきれいに取り除いておく必要があります。 適切に排水されることが確認できれば、排水口からの雨漏りは回避できる可能性が高まります。1年間で、意外とゴミが詰まってしまうものです。ゴミを取り除くだけなので、簡単にできます。 しかし、掃除を忘れて長い時間放置してしまうとバルコニーがプールになってしまう場合もあるので、梅雨前にやっておいた方が良いと思います。

DIYで掃除

費用は、0円です。(自己責任でお願いします。) 高所作業なので、落下事故には、くれぐれもご注意ください

    • ※2階屋根の雨樋は、NGです。
    • ※はしご・脚立などを使用して、下から掃除してください。
    • ※屋根の上は危険なので、上がらないでください。
    • ※登るのに、危険な場所の場合は、業者に依頼してください。
 掃除道具としては、手袋・土のう袋・家庭用ゴミ袋・トング・ほうき・ちりとり・スコップなどを準備してください。
外部の点検

雨水が侵入するようなひび割れや欠損などがないか確認し、あれば早急に補修しなくてはなりません。 また屋根や外壁でコケや藻などが発生しているようなら、塗膜の劣化が進行していると考えられます。 洗浄や塗装など、状況に応じた適切な対処を検討する必要があります。 しかし、高所での確認作業は非常に危険です。 また、資産価値を維持するうえで、建物のコンディションを知っておくことも重要です。 雨漏りが起こってからでは、内装まで被害が及んだり、あるいは躯体が傷むと耐久性を損ねたりする場合もあります。 適正な建物寿命を維持するためにも、梅雨入り前のタイミングでプロに点検を依頼するのをオススメします。

 

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