今日も東京都江戸川区は朝から気持ち良く晴れています🌞お洗濯物を干しているだけで首元を汗がつたる程に暑かったです💦まだまだ残暑が続きます。水分や塩分の補給を忘れず行っていきましょう💧
ふと思ったのですが、何故日本は右ハンドルなのでしょう？他にも右ハンドルの国はあるのでしょうか？気になったので調べてみる事にしました🔍
そもそもなぜ左側通行なの？
子供の頃に自覚しているのか、大人になるにつれて何となく理解するのか、日本は左側通行ですよね。江戸時代の頃には左側通行が当たり前になっていたと言われています。
当時の道幅は非常に狭く、街の路地ですら混雑しているのでルールを設ける事になったのでしょう。また、当時は武士の時代です。殆どの侍は右利きだった為、左の腰に刀を差していました。
このため、右側通行で定着させるとすれ違う時に対向車と刀の鞘が当たる可能性が非常に高くなります。鞘当てが原因で傷害事件になる事もある為、左側通行で定着させる事にしました。
明治時代になっても、新政府を支援したイギリスに倣って日本の近代化が進んでいます。金融、鉄道、通信など様々な分野でイギリスを取り入れる事になりましたが、交通法に関しても同様です。
江戸時代から既に定着していたという事情もあり、日本ではそのまま左側通行となったのです。第二次世界大戦後は沖縄県がアメリカの施政権下にある時期もありました。この時は左側通行から右側通行へと変更する事になっています。そして沖縄返還から6年後、再び左側通行へと戻る事になったそうです。
日本の車が右ハンドルなのはなぜ？
現代において右ハンドル車が走行しているのは日本やイギリスなどの左側通行の国だけです。ですが、元々はそれ以外の国でも右ハンドルは多く採用されていました。
1920年あたりのアメリカやヨーロッパ諸国でも右ハンドルというのは当たり前でした。これは自動車が普及する初期の話になりますが、当時は車の操作方法に関しては定まりがありませんでした。
ブレーキ方法は勿論、殆どが自動化した現代と違い手で操作する事も非常に多かったのです。
そうすると必然的に右利きの人が多いので右利き用に操作をしやすくする必要があります。このような事から、ボディの右外側にブレーキ操作装置を配置しました。そしてハンドルもそのまま右に配置されるようになった、という訳です。左側通行である日本は、すれ違いや右折時にある程度視界を広く確保しておく必要があります。その為、車の配置等が変わっても日本では右ハンドルが維持され続けているとの事です。
日本以外に右ハンドルの国はあるの？
まずは世界全体の右ハンドル車と左ハンドル車の割合を見てみましょう。
現在では、右ハンドル：3割、左ハンドル：7割という割合になっており、右ハンドルの生産台数は全体の25％、左ハンドルは75％です。アメリカや中国、ヨーロッパなど、ほとんどの国では左ハンドル・右側通行が標準となっています。対して右ハンドルが標準となっている国で最大の地域、日本、インド、インドネシア、イギリス、南アフリカ、オーストラリアとなっています。
上記の割合も見ても分かる通り、世界全体で見たときに右ハンドル車の割合は少なく、ドイツをはじめヨーロッパのほとんどの地域では左ハンドルが標準となっています。ではヨーロッパでは左ハンドルしか運転できないのか、というと、そういうわけでもないとの事。EU諸国では2014年、欧州司法裁判所によって右ハンドル車を自由に購入し登録することができるよう正式に許可されている用です。
ですが、ドイツ最大手の中古車サイトで見てみると、総台数約100万台のうち、右ハンドル車はわずか300台ほどしかないんだそうです。ちなみに日本の大手中古車サイトと比較してみると、日本では総台数約55万台のうち、1万台が左ハンドルとなっています。
いかがでしょうか、世界的に見ても右ハンドルの車は少ないと言えそうですね。江戸時代からの名残りで左側通行が馴染んでいるのもなんとも日本人らしいですよね🎵接客業の仕事をしていた時に前で手を組むときは必ず左手を上にするようにと教わりました。それもまた江戸時代からの名残で、多くの方が利き手である右手を上に組む事は警戒している、敵意がある表れだと教わりました。現代ではそもそも武器を持ち歩く事はありませんが、そういった「おもてなし」精神を忘れずに引き継がれているのもまた素敵ですよね✨
