今日も東京都江戸川区は朝から肌寒く、晴れていても昼間もヒンヤリとした風が冷たく感じました🥶
昼間でもトレーナーだけで出るともう寒いですね💦
明日から12月に入りますね。今年も残すところ、あと1か月。大掃除を始めなくてはいけないなぁ~と思いつつ、なかなか重い腰が上がりません😅さすがに12月に入ったら始めないといけませんね💦
11月頃から徐々に話題に上がってくる「忘年会」その意味やルーツについて書いていこうと思います。
忘年会とは
広辞苑によると忘年会とは「その年の苦労を忘れるために年末に催す宴会」とあります。つまり、その文字通り、今年1年の苦しかったことや嫌なことを忘れて、新しい気持ちで次の一年を迎えることを目的とした食事会や飲み会のことを意味しているようです。
最近では、忘年会を口実に仲間が集まり、単なる飲み会となっている場合も多いと思いますが、本来の意味としては、その年の苦労を忘れるというものであるということを是非覚えておきましょう💡
では次に、忘年会とはそもそもいつから始まり、元々どのような目的で開かれていたか、そのルーツや本来の意味を説明します。
忘年会のルーツ
忘年会のルーツは、鎌倉時代に開催された「年忘れ」という会にあると言われています。
その内容は、現在の忘年会のようなお酒を酌み交わしながら盛り上がるようなものではなく、貴族や武士が連歌を読み合う、厳かで優雅な会であったと言われています。つまり、忘年会の本来の意味としては、連歌を読み合うために貴族や武士が集まる会であり現在の忘年会のようなものではなかったようです。
現在のような形になっていった起源は、江戸時代に入ってからであり、庶民の間に、お酒を酌み交わしながらの“年忘れ宴会”が広がったことに起因します。ちなみにですが、上級武士たちは、年末ではなく年が明けてから、今でいう”新年会”のような会を開いていたとされています。年忘れ宴会が、お祭りムードのものとして本格的に浸透していくようになったのは、明治時代以降のことになります。中心となったのは学生や官僚で、年末に里帰りしなかった学生が年末に宴会で盛り上がったことや、官僚らが冬のボーナスで飲みに出かけて行ったこと、それらが忘年会として定着していったと言われているとの事。
このようなことが忘年会のルーツや本来の意味、今の忘年会の形になった歴史的変遷になります。
忘年会は日本独自の文化⁉
先ほどは忘年会のルーツを説明しましたが、忘年会とは実は日本独特の行事だという事です!知っていましたか?
例えば、欧米の年末行事は、クリスマスパーティーと、そのあとのカウントダウンパーティーが主流です。 欧米では、辞書を引いてみても忘年会を表す正式な言葉は見つかりません。
欧米で忘年会が浸透しない理由としては、忘年会の目的が”1年の嫌なことを忘れ、労をねぎらうというもの”で、何かを祝うものでもなく目的が曖昧であるため、これが欧米の成果主義の性質と合わないからと言われているようです。明確な目的がなくても忘年会を楽しめる日本人は、奥深い感性の持主であると言えると同時に、そんな我々が住む日本だからこそ忘年会が定着したことを考えると、忘年会は日本特有の国民性溢れる愛すべき行事だと言えますね🍻
その他にも、日本にはたくさんの独自の文化がありますが、会社のチームワークの強さもまた日本の特徴といえます。日本企業の強みである、このチームワークを大切にするために、上司部下だけでなく社員同士、さらには取引先同士で労をねぎらい、来年に向けて更なる結束力を強めるための場として、忘年会は存在します。日本の文化、そして日本企業の特徴、強みといった観点からも忘年会を考え直してみると、より意味のあるものになるかもしれませんね🎵
コロナにより、忘年会という文化が消えつつありましたが、コロナ禍が落ち着いた今、気の合う友人や仲間と1年の辛かったことや嫌だったことを忘れ、ゆっくり過ごせると良いですね😊