昨日からの強風は続き、今日も1日家がガタガタと音を立てていて、愛犬はリビングへ近づいてきません😥
狂犬病のワクチンを打ちに行きたいのに、強風過ぎて怖がりな愛犬は病院までたどり着けないなと判断し、また別の機会に連れて行きます😢夜の方が風が落ち着くようなので、今日のお散歩は夜を予定しております😖💦
最近、テレビの天気予報で”黄砂が飛びます”と報道されていますね。物心ついたころには耳にした事のある黄砂。漠然と中国から飛んできているというのは知っていましたが、そもそも何なのか、どんな被害があるのか調べてみました🔍
黄砂とは
黄砂は中国大陸内陸部のタクラマカン砂漠、ゴビ砂漠や黄土高原など、乾燥・半乾燥地域で、風によって数千メートルの高度にまで巻き上げられた土壌・鉱物粒子が偏西風に乗って日本に飛来し、大気中に浮遊あるいは降下する現象です。風によって大気中に舞い上げられた黄砂は、発生源地域周辺の農業生産や生活環境にしばしば重大な被害を与えるばかりでなく、大気中に浮遊し、黄砂粒子を核とした雲の発生・降水過程を通して地球全体の気候に影響を及ぼしています。また、海洋へも降下して、海洋表層のプランクトンへのミネラル分の供給を通して海洋の生態系にも大きな影響を与えていると考えられていますが、その量についてはまだ明確にはなっていないとの事です。
人体への影響
1⃣アレルギー症状
黄砂の飛来と眼、鼻、皮膚などのアレルギー症状との関連があり、目のかゆみ、結膜炎、鼻水やくしゃみなどを引き起こすことがあると報告されています。また、黄砂の濃度が高い日ほどそれらの症状を発症する方が多くなるとの報告があります。黄砂の飛来があった日に皮膚症状を示す方は、金属アレルギーの傾向があるといわれています。また、スギ花粉の飛散と黄砂の飛来の時期が重なるため、スギ花粉症の方は注意が必要です。黄砂飛来時に屋外にいる時間が長いほど症状が出やすいことが報告されており、症状にお困りの方は、黄砂日には不必要な外出を減らすことで症状を軽減できる可能性があります。
2⃣呼吸器疾患
黄砂の飛来と呼吸器疾患について、小児では受診数増加、成人では救急搬送数増加との関連が報告されているようです。小児において、黄砂飛来後の呼吸機能の低下が観察されています。
気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の患者については、症状悪化に伴う入院・受診数の増加との関連が報告さ
れています。また、黄砂による喘息入院について、小児と高齢者への影響が大きいとされています。
黄砂は成人喘息患者の下気道症状を悪化させると報告されています。黄砂飛来日は上下気道や眼、皮膚症状の悪化が見られる場合がありますので注意が必要です。また、喘息など呼吸器疾患を有する者だけでなく、成人の非喘息患者
においても黄砂の濃度が高いほど咳が出ることが報告されています。
さらに、肺炎での入院の増加との関連もみられ、黄砂の飛来と肺炎による死亡との関連も報告されています。
3⃣循環器疾患
黄砂の飛来と循環器疾患による死亡について関連がみられています。
また、黄砂飛来と救急搬送数増加、脳梗塞での入院や、心筋梗塞での入院、発症増加との関連が報告されています。加えて、植込み型除細動器を入れた患者について、不整脈との関連が報告されています。ただし、心筋梗塞を発症する過程において、黄砂へのばく露がどのように関与するのかは今のところ分かっていません。
高齢者や糖尿病、慢性腎臓病等の既往歴がある方は、循環器疾患への影響のリスクが高いことが報告されていますので注意が必要です。
上記で紹介した健康影響に関する知見は、黄砂に関する国内外の研究の成果をまとめたものになります。ここ数年、日本での調査研究が活発に進められているようです。
いかがでしょうか?黄砂は洗濯物についてしまう心配だけでなく、人体に様々な影響を与えているものでした。
今日~明日で外出してから目や皮膚の痒み、息苦しさを感じる方も居ると思います。今日・明日は帰宅したらなるべく早めにお風呂に入るようにした方が良いかもしれませんね😫💦
折角マスクの着用が緩和されましたが、不安な方や基礎疾患をお持ちの方はなるべくマスクをして外出するなど簡単にできる対策をしましょう。