今日の東京都江戸川区は朝からとても風が強く、木造の我が家は少し揺れる事もあるほどでした🌀今日は一日風が強くなりそうなので、外出の際は帽子など飛ばされないようにご注意下さい。
サラダ油よりは米油の方がなんか良さそう…。と、スーパーで油を購入するときに無意識に米油を選んでいましたが、サラダ油と米油って何が違うんだろう?と気になったので調べてみる事にしました🔍
米油とサラダ油の違い
米油とサラダ油は、原料や製造方法、含まれる栄養素などに違いがあります。
▼米油の特徴▼
【原料と製造方法】
米油は原料に米ぬかが使用されている油で、日本全国で作られています。製造方法は、主に圧搾抽出と溶剤抽出の2種類の精製方法に分けられます。
- 圧搾抽出
原料に圧力をかけて抽出するため安全で栄養素が壊れないというメリットがある反面、コストと手間がかかるため流通量は少ない傾向にあります。 - 溶剤抽出
n-ヘキサンという溶剤を使用して油を抽出します。薬剤を使用することで不安に思われる方も多いのですが、n-ヘキサンは、精製過程で蒸留によって完全に取り除かれるので心配いりません。
【栄養素】
米油は、他の油より抗酸化作用のあるビタミンEが豊富。さらにビタミンEの50倍もの強力な抗酸化作用のある「トコトリエノール」が含まれているのが特徴です。
また、米油に唯一含まれる成分「ガンマオリザノール」には、血行を促進しコレステロール値を低減させたり、紫外線の吸収を抑える効果や自律神経の働きをサポートしたりする働きがあります。
▼サラダ油の特徴▼
【原料と製造方法】
サラダ油は、JAS規格で定められている日本独自の名称です。1924年に日清オイリオから発売された「サラダ油」が広く使われるようになったことで、JAS規格で定められた後もそのまま名称として用いられています。
植物油であるサラダ油の原料は、
- ぶどう
- サンフラワー
- 大豆
- ひまわり
- ごま
- とうもろこし
- 綿実
- 菜種
- 米
の9種類があります。これらは単体で使用してサラダ油にする場合と、2つ以上の原料を混ぜ合わせてサラダ油にする場合があります。単体の場合は「とうもろこしサラダ油」など名称に明記されます。
サラダ油は、国の審査にクリアした認定工場で製造されていることが大前提で、圧搾して搾取した油から不純物を取り除き、脱ロウ、脱臭などさまざまな工程を経て作られます。
サラダ油は「JAS法の品質規格で定められた高度精製油」を指すため、製造方法、製造工場、表示などJAS規格の基準をクリアしていないといくら他のサラダ油と同等の商品であっても「サラダ油」とは名乗れないのだそうです。
【栄養素】
サラダ油には、リノール酸やトランス脂肪酸、オレイン酸が含まれているのが特徴です。少量であればカロリー制限中に摂取してもよいですが、過剰摂取には注意が必要です。
米油とサラダ油を上手に使い分けよう
米油もサラダ油も、味や匂いに癖がなく、料理に使いやすい油です💡
米油は、抗酸化作用が働くことで時間が経っても酸化しにくく、香りや色が変化しづらいため、揚げ油として天ぷらやフライなどに使用するのがおすすめ。カラッと揚がり、さっぱりおいしくいただけます。
一方サラダ油は、低温でも濁ったり固まったりしないサラサラとした質感なので、揚げ物や焼き物だけでなくドレッシングやお菓子など幅広い料理に活用できます。もちろん、その名の通りサラダにかけて生食で使用することもできるようです。
いかがでしょうか。オリーブオイルをサラダにかける事はよくありますが、サラダ油をかけた事はなかったのでそんな使い方があるなんて知らず、驚きました!米油とサラダ油は用途に応じて使い分けても良さそうですね🎵