ヘーベルハウスの屋上防水工事は、ハウスメーカーだけでなく、ヘーベルハウスの構造や防水工法を理解した防水専門業者へ依頼する方法もあります。
ただし、屋上の状態や既存の防水仕様によって必要な工事は異なり、外部業者へ依頼する場合は保証への影響も確認しておくことが大切です。
この記事では、ヘーベルハウスの屋上防水工事を検討する時期や劣化症状、工法、費用の目安、依頼先を選ぶ際のポイントを解説します。
株式会社翔和の施工事例も紹介するので、屋上防水工事を検討している方は参考にしてください。
株式会社翔和には、ヘーベルハウスの防水工事に携わってきた経験があり、建物の構造や防水工法に関する知識・ノウハウを施工に活かしています。
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ヘーベルハウスの屋根(屋上)で多く採用されているのは陸屋根

出典:注文住宅を商品から選ぶ | ヘーベルハウス | ハウスメーカー・住宅メーカー・注文住宅 | 旭化成ホームズ
ヘーベルハウスでは、勾配屋根も選択可能ですが、スタイリッシュで現代的な印象を与える陸屋根が多く採用されています。
デザイン性の高さだけでなく、屋上活用の可能性や、維持管理のしやすさが支持されている理由です。
ここでは、ヘーベルハウスに多い陸屋根のメリットやデメリットについて解説します。
ヘーベルハウスに多い陸屋根のメリット
ヘーベルハウスに多い陸屋根のメリットは、主に次の3点です。
- デザイン性に富んでいる
- メンテナンスがしやすい
- 屋上として有効活用が可能
陸屋根は、フラットな形状により外観をスタイリッシュにみせられるため、現代的な住宅にマッチします。
また、勾配がないため、雨どいの清掃や屋根表面の点検がしやすく、維持管理の効率性も高いのが特徴です。
さらに、屋上を物干しや家庭菜園、太陽光発電の設置などに活用でき、敷地を有効に使える点も大きな利点といえます。
知っておこう|陸屋根のデメリット
陸屋根のデメリットも把握しておきましょう。
主なデメリットは、次の3点です。
- 雨漏りがしやすい
- 防水層の定期的なメンテナンスが必須
- 最上階の断熱性能への配慮が必要
陸屋根は、雨水が流れにくいため、防水層が劣化すると雨漏りしやすいという弱点があります。
そのため、トップコートの塗り替えや排水口の清掃など定期的なメンテナンスは避けられません。
また、屋根裏がない構造のため日射や外気の影響を受けやすく、最上階の快適性を保つには、断熱・遮熱対策が欠かせません。
デザインや活用性を重視する際には、こうしたデメリットも理解したうえで計画を立てることが重要です。
ヘーベルハウスのメンテナンスシステムと防水工事の費用の目安

ヘーベルハウスには独自のメンテナンス制度があり、定期的な点検や工事を受けることで長期保証を受けられます。
ただし、保証内容や費用は工事内容によって変動するため、事前に仕組みを理解しておくことが大切です。
ヘーベルハウスの定期メンテナンス制度とは
ヘーベルハウスの大きな特徴は、鉄骨造の柱や梁などの主要構造部に対して、最長30年の初期保証が付帯している点です。
さらに、5年ごとの定期点検や必要な有料メンテナンスの実施により、最長60年まで保証を延長できます。
この長期保証制度は、安心材料となりますが、注意すべきは保証範囲の違いです。
主要な住宅設備は10年、防水シーリングや外壁仕上げ材などの部分は5年と、構造体に比べて短いスパンで保証が終了します。
つまり、防水や仕上げ部分に関しては、定期的にメンテナンス費用が発生する前提で計画を立てる必要があります。
保証制度の理解と、範囲や条件の把握と確認が重要です。
ヘーベルハウスのメンテナンススケジュール
ヘーベルハウスでは、引き渡し後5年ごとに定期点検がおこなわれます。
専門スタッフが屋根や外壁の状態を目視確認したり、専用機器を用いて劣化や異常をチェックしたりします。
特に、屋上部分で重点的に確認されるのは、排水口の詰まりや防水層の劣化状態です。
さらに、築15〜20年を迎える頃には、大規模なメンテナンス工事を推奨されるケースが多くなります。
この時期には、トップコートの再塗装や防水シートの部分補修などの、屋上防水工事が必要になる場合がでてきます。
定期点検を受けるだけでは雨漏りを完全に防げないため、劣化状況に応じた計画的な補修工事が、建物寿命を延ばすポイントです。
ヘーベルハウスの屋上防水メンテナンス工事の費用相場
| 防水工事内容 | 実施時期の目安 | ヘーベルハウスの費用相場 (1平米あたり) |
一般的な相場 (1平米あたり) |
特徴・ポイント |
|---|---|---|---|---|
| トップコート塗り替え | 10~15年 | 2,600~5,200円 | 1,800~2,200円 |
|
| 防水シート再施工 | 20~30年 | 7,000~13,000円 | 3,500~7,500円 |
|
ヘーベルハウスの工事が高額になる背景には、独自の施工基準や専用資材の使用、保証制度を維持するためのコストが関係しています。
安心感はあるものの、費用負担は一般的な相場の約1.5〜2倍になるケースも少なくありません。
そのため、事前に見積もりを取り、費用と保証のバランス確認が大切です。
ヘーベルハウスの屋上防水工事を検討する劣化症状と工法

ヘーベルハウスの屋上には、雨水の浸入を防ぐための防水層が設けられています。
ただし、防水工事が必要かどうかは築年数だけでは判断できません。
既存の防水仕様や劣化状態によって補修方法が異なるため、次のような症状が見られた場合は専門業者に状態を確認してもらいましょう。
防水シートの浮き・膨れ・破れ
屋上の防水シートに浮きや膨れ、破れなどが見られる場合は、劣化が進んでいる可能性があります。
防水シートは紫外線や温度変化などの影響を受け続けるため、経年によって接合部や端部を含め状態が変化します。
ただし、見た目だけで全面的な張り替えが必要とは判断できません。
症状の範囲や下地の状態を確認したうえで、部分補修で対応できるのか、防水層全体の改修が必要なのかを判断することが大切です。
水たまりや排水不良
雨が上がったあとも屋上に水たまりが残る場合は、排水口の詰まりや屋上の排水状態を確認しましょう。
落ち葉やごみなどが排水口にたまっている場合は、雨水が流れにくくなります。また、防水層や下地の状態によって水が一部に残ることもあります。
水たまりが繰り返し発生する場合は、排水口を清掃するだけでなく、防水層や下地を含めた確認を専門業者へ依頼すると判断しやすくなります。
雨染みや雨漏りが発生している
天井や壁に雨染みができている、室内へ水が入っている場合は、早めに原因を確認する必要があります。
ただし、雨漏りの原因が必ず屋上の防水層にあるとは限りません。
外壁やシーリング、排水まわりなどから雨水が浸入している場合もあるため、原因を特定してから補修方法を決めることが重要です。
ヘーベルハウスで雨漏りが発生した際の原因や対処法については、下記の記事で詳しく解説しています。
【関連記事】ヘーベルハウスで雨漏り?原因と修理方法を徹底解説|依頼先の比較と業者選びのポイント
屋上の状態に応じて検討される主な防水工法
ヘーベルハウスの屋上防水工事では、既存防水層の状態や施工範囲に応じて、部分補修や防水シートの改修などを検討します。
ただし、すべての建物で同じ工法を採用できるわけではありません。
築年数や既存の防水仕様、下地の劣化状態などによって適した施工方法は異なります。
そのため、防水工事を検討する際は、現在の防水層を確認したうえで、必要な施工範囲や工法を提案してもらいましょう。
屋上防水工事はヘーベルハウス指定以外の業者への依頼が可能

ヘーベルハウスの工事のなかには、独自の構造に強く依存するものとそうでないものがあります。
例えば、外壁塗装やシーリング(コーキング)工事、防水工事などの仕上げや表面処理に関わる部分は、必ずしも専用の部材や工法を要するわけではありません。
そのため、ヘーベルハウスの指定業者でなくても対応できるケースが多く、結果として屋上の防水工事も外注業者への依頼が可能です。
外注で防水専門業者に依頼すれば安くなる|その理由は?
ヘーベルハウス指定業者では、施工費用に中間マージンや独自資材の使用コストが含まれるため、どうしても工事単価が高くなりがちです。
一方で、外注の防水専門業者に依頼すると、直接契約できる分マージンを削減でき、費用を抑えやすくなります。
さらに、使用する材料や工法の自由度が高く、自宅の環境や予算に合わせた最適な方法を選択できるのも利点です。
特に、塩ビシートやウレタン防水など、幅広い工法に対応できる業者であれば、耐久性とコストのバランスを調整できます。
費用面だけでなく、将来的なメンテナンス計画にも柔軟に対応できる点は、大きな魅力です。
外注で防水専門業者に依頼する際の注意点
外注業者に依頼する場合、費用が安くなる半面、ヘーベルハウス本体の長期保証が受けられなくなる可能性があります。
また、施工技術の伴わない業者に依頼すると、かえって不具合が起きて修理費がかさむリスクもあるため注意が必要です。
信頼できる業者を選ぶには、施工実績や口コミの確認、複数社での相見積もりが欠かせません。
特に、ALCパネル※を扱った経験があるかは重要なポイントです。
※珪石、セメント、生石灰、発泡剤のアルミ粉末を主原料とし、高温高圧蒸気養生という独自の製法による軽量気泡コンクリート建材。 現代建築に欠かせない建材として位置づけられている。
外注を検討する場合は、こうした注意点を押さえて慎重に業者を選びましょう。
防水工事を依頼する際の、信頼できる業者選びのコツに関しては下記の記事をご覧ください。
【関連記事】シート防水の耐用年数(寿命)は?屋上・ベランダの防水を長持ちさせる秘訣を解説!
ヘーベルハウスの防水工事を外注に依頼するのはどんなとき?
外注を選ぶケースとしては、以下のような状況があげられます。
- 保証期間がすでに終了している、または延長を希望しない場合
- 指定業者の見積もりが大幅に予算を超えている場合
- 防水や外壁塗装でALC対応実績のある外注業者が近くにいる場合
このようなケースでは、外注業者を活用すれば、費用を抑えつつも専門的な施工を受けられる可能性があります。
ヘーベルハウスの防水工事を外注する際の、より詳しい情報に関しては、下記の記事をチェックしましょう。
【関連記事】ヘーベルハウスの「メンテナンス費用」はなぜ高い?保証・費用相場・外注の選び方を解説!
株式会社翔和のヘーベルハウス防水工事の施工事例
既存の状態や建物の納まりを確認したうえで、塩ビシート防水による施工をおこなっています。

ヘーベルハウス腰壁ベランダの塩ビシート防水施工後(千葉県市川市)
ヘーベルハウスは建物のタイプや築年数によって下地構造や使用されている防水仕様が異なるため、既存の状態を確認したうえで施工方法を検討することが重要です。
株式会社翔和では、ヘーベルハウスの防水改修に携わってきた経験をもとに、構造や防水工法に関する知識・ノウハウを施工に活かしています。
実際の施工工程については、下記の施工事例をご覧ください。
【施工事例】ヘーベルハウス防水工事施工事例(千葉県市川市)腰壁ベランダ 塩ビシート防水
ヘーベルハウスの屋上防水工事でよくある質問

ヘーベルハウスの屋上防水工事を検討する際によくある質問をまとめました。
雨漏りしていなくても屋上防水の点検は必要ですか?
雨漏りが発生していなくても、防水シートの浮きや破れ、排水不良などの劣化が進んでいる場合があります。
また、防水工事が必要かどうかは築年数だけでは判断できません。
定期点検のタイミングや、屋上に気になる症状が見られた場合は、防水層の状態を確認してもらうと安心です。
防水シートは部分補修で済む場合がありますか?
劣化が一部に限られている場合は、部分補修で対応できることがあります。
ただし、防水層全体の劣化が進んでいる場合や下地まで影響している場合は、広い範囲の改修が必要になる可能性があります。
補修か全面改修かは見た目だけでは判断せず、現地調査で防水層や下地の状態を確認してもらいましょう。
屋上防水工事中も自宅で生活できますか?
屋上防水工事の場合、工事中も自宅で生活できるケースが一般的です。
ただし、施工中は屋上へ立ち入れないほか、工法によっては臭いや作業音が発生する場合があります。また、工事範囲や建物の状況によって生活への影響は異なります。
工事前に施工業者へ、作業時間や立ち入り制限、生活上の注意点を確認しておくと安心です。
ヘーベルハウスの屋上防水工事は「技術」と「コスト」の両方で比較しよう

ヘーベルハウスでは、デザイン性や機能性に優れた「陸屋根」が多く採用されています。
しかし、陸屋根は雨漏りのリスクが高く、防水工事や定期的なメンテナンスが欠かせません。
公式のメンテナンス制度を利用すれば長期保証を受けられる安心感がありますが、費用は一般的な相場より高めです。
一方で、外壁塗装やシーリング、防水工事など構造に依存しない部分は外注業者でも施工可能であり、中間マージンが省ける分コストを抑えられる場合があります。
ただし、外注時は保証対象外となるケースや業者選びのリスクに注意が必要です。
最終的には、保証制度の安心感と費用削減のメリットを比較し、自分の住まいにとっての最適な方法の見極めが大切です。
技術力とコストの両面から、バランスよく検討しましょう。
ヘーベルハウスの屋上防水工事に関してお悩みの場合は、ハウスメーカー防水工事の実績が豊富な、株式会社翔和にお気軽にご相談ください。
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